TRAIN協会 第1回講演会
第1回講演会の準備を終えて


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第1回講演会実行委員会
委 員 長 松 木 孝 幸

大部分の皆さんは、今回初めての無料奉仕で行った、A-TRAIN 主催の第1回講演会の準備でした。こういう無料奉仕で行う計画を立ち上げた場合、必ず誰かが献身的にならなければ成功しませんが、今回幸いにもそういう方が自然発生的に、かつ自発的に事を進めていただき、計画は成功したと思います。

今回の計画を行うにあたって困難であったことは、第一に電子メールによる意思疎通の難しさでした。これは巷間よく言われていることですが、よく知っている仲間うちならともかく、今回の計画で始めて顔を合わせたばかりの人々の間で、あるいは周りでサポート役の他の委員の方達、あるいは事務局の人たちとの相手を傷つけない言い回しというのは、難しいものでした。これは、昔の文語に相当するものを電子メールの世界で開発する必要を感じました。文語は、昔の人の知恵で、話し言葉とは違い手紙あるいは文章の中で使う限りは失礼にならないように配慮した結果であると思います。

幸いなことに、A-TRAIN に参加されている方々は、寛容の精神のある方々ばかりであり、また常識のある方々であったため、今回の電子メールによる会話は無事に事なきを得ました。

もう一つの困難は、講師の選定でした。今回は題材の良さもあったせいかそれほど苦労せずに、身近から講師の方を探すことができましたが、これにもやはり計画に携わっている人々の間で、講師の資格に関する微妙な温度差を感じました。また、A-TRAIN に参加されている方々が、ほぼ全員情報科学に何らかの形で携わっているのですが、専門はまた別にあるという方も多いと思われます。その中で意見の一致を取るのは、非常に至難の業であると思いましたが、なぜか大きな反対の声も無く、進路を大きく変えるようなことも無く、計画は進みました。これは考えるに、皆さんが実行委員会メンバーの方々にほとんど全て任せてくださったおかげであると思います。また今回の経験で、計画の進行の際には、ある程度の合意が得られた後では、躊躇無く大きな声で、これは決定であるとして物事を進めていく方法が最適であると思いました。

今回は、図らずも委員の方々は、4名が私大、1名が公立大の人たちであり、しかもほぼ全員中年であり、各大学で多用の身であるのにもかかわらず献身的に事を進めて来られました。次回はぜひ若手を含めた国公私立入り乱れたメンバーで、第2回講演会実行委員会を組織して進めていただきたいものです。

終わりに、この実行委員会のメンバーを周りからサポートしてくださった、他のプロジェクトメンバーの方々、特に事務局である麗澤大学の牧野先生に感謝します。


詳細は a-train-proj1@a-train.org まで