第8回運営委員会議事録

議事録index
日 時:
平成14年12月14日(土)10:10〜12:15
場 所:
武蔵大学 8号館8階 H会議室
出席者:
一井、椎橋、奈古屋、鈴木、石田、岩崎、小野、小川、中山、沼部、水谷 各委員
議 事:
  1. 運営の基本方針について
     運営委員の自己紹介に続いて、一井委員長から、これまでの経緯と今後の運営方針について下記のように説明があり、了承された。
    • 年度途中であったが、第7回運営委員会の決定により、平成14年11月1日から新役員と新運営委員による体制を開始した。
    • 第7回運営委員会で、解散、存続というところまでつっこんだ議論を行った結果、もう少し続けることになった。
    • 当協会設立時のひとつの目的であったTRAINの残金を使い切る任務は果たし、今後は実質的な活動ができるような運営を行いたい。
    • 従来の講演会形式は旧約員の献身的な努力に支えられていた。そのため旧役員は疲れ果てしまった。
    • 従来の方式の継続は、現在のわれわれには力不足であろう。そうであるならば、今後どういう形がいいかを見つける必要がある。
    • 基本的には定期的に(2ヶ月に1回くらいの頻度)に会合を持ち、その中で皆さんと一緒に考えていきたい。
    • たとえば、われわれ自身の問題解決や情報交換に役立つ会合を定期的に行う。情報センター関連の課題はたくさんあるので話題提供、資料提供、おもしろい話題を持った人を呼ぶなど。
    • 運営委員が中心となって、みんなが話題を提供するべき。
    • 一定期間このような活動を続けてみて、当協会の必要性について再検討したい。
    • 背伸びをせず、身の丈に合った、現在のわれわれにできる所から始めたい。
    • 旧TRAIN の影響かも知れないが、運営のスタイルが硬いので、もう少し気楽にやりたい。
  2. 新役員、新会計監査、新運営委員の紹介
     椎橋副委員長から、新役員、新会計監査および現時点での運営委員について紹介があった。
  3. DNS,Web,Mailの引継ぎ状況について
     奈古屋副委員長から、DNS,Web,Mailの引継ぎ状況について下記のように説明があった。
    DNS 関係:
    • 現在、a-train.org の ネームサーバは麗沢大学(牧野)と武蔵大学(小野)に設置。
    • PIS への登録変更が済み次第、一橋大学(奈古屋)と東洋大学(鈴木)に移管の予定。
    Web 関係:
    • 現在、www.a-train.org は武蔵大学(小野)に設置。
    • 東洋大学(鈴木)にマスター、一橋大学(奈古屋)にミラーの体制に移行の予定。
    • 一橋大学でのミラーは検証済み。
    • コンテンツの登録と修正は田島さんに引き続きお願いしている。田島さんは一井先生の紹介で、以前からコンテンツのメンテナンスをしてくださっている.
    Mail 関係:
    • 現在、a-train.org の MX は武蔵大学(小野)になっている。
    • メールの配信処理は一橋大学(奈古屋)に移行済み。
    • 下記のメーリングリストを運用している。
      a-train@a-train.org 運営委員会メンバー用
      運営委員+田島さん+kansa@a-train.org
      a-train-staff@a-train.org 役員用
      新旧役員他+田島さん
      info@a-train.org お知らせ用(現在44名)
      新旧運営委員他+田島さん+subscribe してくれた方
      kansa@a-train.org 会計監査用
      会計監査
    • kansa@a-train.org は会計監査の独立性確保のために用意した。
    • info@a-train.org はもっと充実させる必要がある
     一井委員長から、メールによる議論は a-train-staff@a-train.org ではなくすべて a-train@a-train.org で行いたい旨の発言があり、了承された。
  4. 事務局の引継ぎについて
     鈴木事務局長から、経理関係の引き継ぎについて以下のように報告された。
    • 今日現在、残金約60万円(正確には595,770円)
    • これからは基本的にボランティアベースなのでゆっくり減っていくはず。
    • Webコンテンツ維持、その他込みで経費は約3万円/年くらいを想定
  5. メーリングリストの整備について
     当協会の活動を告知するために info@a-train.org があるが、現時点では十分ではないとの意見があり、審議の結果、下記の点で合意した。
    • info@a-train.org は当協会の活動をアナウンスする場である。
    • 国公私立を縦断して取り扱うことが特徴である。
    • 全国の高等教育機関を含めることもできるだろうが、当面は関東甲信での登録者の増加を目指す。
    • 登録者を増やすため、講演会の開催案内などを送付するときに用いた名簿をもとに、対象の大学に info@a-train.org への参加を呼びかける文書を送付する。担当は椎橋、鈴木。
    • A-TRAIN封筒が大量に残っているが、印刷された連絡先が麗澤大学になっている。今回の作業ではこの点は気にせず使う。
  6. 運営委員の募集について
     運営委員をさらに増やすために、可及的速やかに活動趣旨(A4半ペー  ジくらい)を作成する必要がある点で合意し、一井委員長が原案を作  成することになった。
  7. 運営委員退任の手続きについて
     会則に運営委員の退任について記述が無いとの指摘があり、審議の結果、下記の点で合意した。
    • 退任については定義しない(会則は変更しない)。
    • 運営委員として働きたくなくなったら、運営委員としての活動をしなければよい。
    • もし a-train@a-train.org からのメールを受け取りたくなければ、a-train@-owner@a-train.org にメールを出す。
  8. 会員の定義について
     会則に会員が定義されていないとの指摘があった。一井委員長から設立当初に検討したが会員の管理はできないとの判断から会則には記載しなかった旨の説明があった。審議の結果、下記の点で合意した。
    • 会員を定義すると、入退会の手続きなどの事務処理、会員への責任、会員へのサービス責任、役員の選挙など多くの義務が発生するが、現在の実力では不可能である。
    • したがって、会員は定義しない。組織は運営委員会のみ。
    • 会員は定義しないが、info@a-train.org に登録している人、団体をいわゆる会員と考えればよい。
    • info@a-train.org に参加してくれた人、団体への義務は、当協会からのお知らせを流すことのみである。
    • info@a-train.org に流したメールの内容は Web でも公開する。
    • こういう問題があることは意識しておく必要がある。半年くらい後に再度議論する。
  9. TRAIN AS の取り扱いについて
     審議の結果、AS の維持に経費はかからない、ASは譲渡できない、などの理由により、可能なかぎり維持することになった。
  10. Q&A集などのWeb掲載(掲示板の設置)について
     活動内容やQ&A集などを Web 掲載する掲示板の設置について審議の結果、その有用性は高いが運用維持に大きな労力がかかるため、早急には実現できないとの認識で一致した。次回の研究会後にはQ集はできるはずなので、あとでAを埋めていく方向での実現を目指すことになった。
  11. 今後取り上げていくテーマについて
     今後取り上げていくテーマについて下記のような意見交換を行った。
    • 運営委員も皆本務で忙しい。
    • いままでのA-TRAINのやり方では負担が大き過ぎ、継続は困難。
    • 講演会的なイベントはしばらく休む。
    • 研究会あるいは雑談・議論する会なら可能。
    • テーマの選び方や運営について小数の人間におしつけては駄目。
    • 国公立大学情報処理センターでは年1度問題点などをアンケート調査し、それをもとに議論する会合を持っている。私立ではやってない。
    • 当協会の特色を活かし、国公私立の垣根を越えた議論ができると面白い。
    • 業者を呼ぶか?製品紹介してもらう? → 今後の検討課題
    • 一例として「キャンパスネットワーク不要論」。大学では情報セキュリティポリシーの統一が不可能に近いから。

     その結果、各組織における問題点や自慢できる点を持ち寄ってそれにつ  いて議論するような形式の会合を開催することで合意した。  取り上げるテーマの具体例として、下記があげられた。

    • 成功例だけでなく失敗した情報がほしい
    • a-train ML での CAUA の話は参考になった
    • 高校情報教科書(一井先生著?)に興味あり
    • 貸し出し端末をたくさん買ったけどどれくらい使われているか
    • 無線LANのセキュリティ
    • 学生の端末の管理
    • 学生にラップトップPCを買わせる → すでに持っている人への対応が困る → 環境統一ができない
    • 情報コンセントの管理 
    • 機器盗難(マウス・メモリ)
    • 研究室管理のサーバがやられることが多いが、対処は?
    • グループウェア経由でウイルス蔓延
    • 外部から自組織ネットワークをチェックしたいが外注はしたくない
    • 米国から苦情、P2Pでソフトウェア配布している → 侵入されていた
    • グループ学習室で壁一面がホワイトボード、とても便利
    • 数学の大きな黒板の内容をどう録画するか?
    • ライセンスの問題 → 私有機器にはインストールできない
    • 高校の情報教育が始まると大学新入生の格差がますます広がる
         大学で情報教育をやらないと → 最初に自己流で覚えた人はろくなエンジニアになれない(ex. Linux オタク)
  12. 次回の会合について
     下記の条件で各運営委員が自分のところの問題点や自慢できる点などを持ち寄って発言してもらい議論する形式の会合を行うことになった。ただし、初めての試みであることからセキュリティなどに配慮し、運営委員会として開催することになった。
    • 会合の名称は第9回運営委員会
    • 一人ひとつは話題を持ってくることを義務とする
    • 内容、資料のフォーマットは自由
    • info@a-train.org に案内は出す
    • 運営員会以外の人については事前に運営委員会で検討する
    • 出席する人は運営委員になることを前提に参加してもらう
    • 開催日は、3/13(Thu),14(Fri),15(Sat) のどれか
         12月21日までに a-train@a-train.org で日程調査し決定
    • 東大駒場キャンパスで 14:00-15:00 くらいから開始
    • 1月20日までに一井委員長が info への案内文の原案を作成、1月中に info に案内を流す
     また、この形式の会合の会場としては、ネットワーク使用可、ファイア  ウォールなし、プロジェクタ、ホワイトボード、飲食可などの条件を満  たしていることが望ましいことで合意した。
                               以上