東京地域アカデミックネットワーク協会近況報告
平成15年 8月 1日
平成15年6月14日に開催された第10回の運営委員会の内容の一部をご紹介します。詳しくは下記を参照して下さい。
第10回の運営委員会の内容
なお、8月に開催予定の会合の趣旨や日時については、後日お知らせします。
※A-TRAIN 主催の公演会資料のバックナンバーがあります(第1回、第3回)。必要な方は、talk@a-train.org まで送付先を明記の上お知らせ下さい。
第10回運営委員会 議事録 (抜粋)
- 日時:
- 平成15年6月14日(土) 14:00〜17:30
- 会場:
- 武蔵大学 教授研究棟 1階 01-B
- 今後の活動方針について
-
一井委員長から、当協会の今後の活動について以下の点を踏まえて検討したい旨の発言があった。
- 運営委員がそれぞれの立場で抱えている問題や情報がある。
- 運営委員にはそれぞれ本務があり、何らかのサービスを行うようなあるいはイベントを企画するような活動を続けることには無理がある。
- 各自の本務と直結する形でなければ続けられないだろう。
- ひとつの考え方として、A-TRAIN は「傘」としての役割を担うというというのはどうか。
- つまり、誰かが何かをやりたいと提案したとき、それに応じた研究会をつくり、参加者を募り、ある程度の資金を提供するような活動を行うという形。
- 運営委員に限らず、広く募集するのも良いだろう。
- ただし、活動の記録は web や印刷物として公開し、残していく。
このことについて審議の結果、以下の点で合意した。
- 上記の提案に賛成する。
- 8月中を目標に、具体的な行動を開始するための会合を持つ。テ-マは、教育用コンテンツ作成、大学LANのセキュリティ話題提供のために現場の実務担当者を呼ぶ(ただし経費は1万円から2万円)。一緒にやってくれそうな人を優先。
- 科研費などの補助金がとれるような活動を計画する。
- 【Appendix】
-
- 無線LANが普及し過ぎ -> 管理しきれない
- キャンパスLANの運用はやめて FTTH, ADSL を各研究室へ引くのがよい?
- SMTP AUTH, POP before SMTP はどれくらい使われている?
- VPN
PPTP Windows サ-バでやると簡単,ただし認証はドメイン認証のみ(某大学)
- 日本音楽協会からの要請
(http://www.mainichi.co.jp/digital/network/archive/200305/27/4.html)
- 網側にはどこまで責任がある?
- 学生の私物パソコンをつなげる環境を提供しているから?
- FTTH などにより既存のキャンパスネットワークと無関係な形でインターネットへ接続していても物理的にキャンパス内である以上、問題発生時に大学の責任は問われるであろう
- アナロジー: 学生が交通事故をおこせば教員が頭を下げる
- 無線ネットワークでアクセスポイントがキャンパス外にあるのであれば、大学は関係無しでいられるかもしれない
- 教員のホ-ムペ-ジ公開について
- アクセス制限,著作権
- e-Learning 用のソフトウェアを使えばよい
- WebCT, Blackboard, ...
- WebCTは米国で普及している
- これからは Single Sign On が必須であろう
- LDAP -> *BSD ではまだうまくいかない
- GRID?
- セキュリティ上の観点からは SSO はいかがなものか
- 学生にノ-トパソコンを買わせると
- 環境がばらばらだと講義がやりにくい?
- 私学助成金 学生貸与物品は○,供与は×
- 買っているということと使っていることは別
- 学生のパソコン利用を嫌う教員がいる
-> 遊んでいるかどうかわからないから
-> そんな講義をするほうが悪いのでは?
- 携帯電話はよいのか?
- いわゆる「調べ学習」的な講義
- Webからコピ-した内容をそのまま出す学生がいるので一部教員から不評
- reference をちゃんとつければよいのでは?
- 口頭試問すればわかるからいいのでは?
- 本の丸写しと何が違う?
- Curtin univ of tech (West Australia) : http://www.curtin.edu.au/
student portal :http://startup.curtin.edu.au/
- 具体的なマニュアル込みの学生便覧のようなもの
- これを作成するには人的資源の確保が不可欠
- 米国では教育センタ-スタッフがたくさんいる
- このCDを一度作っておけば後は毎年ちょっとした手直しをするだけなのであまりコストはかからない
- CDのみで紙は配っていないらしい
- 引用文献の整理ソフト(Endnote) のキャンパスライセンスを購入している
- 論文の書き方,投稿規程なども掲載されている
- 「このCD-ROMが一枚あればどこでも勉強できる」
- コンテンツ作成システム(某大学)
- 講義の録画と資料の同期(ソニ-,日立などあり)
- 購読や出席の確認もできる → 一般企業の職員研修利用と類似
- だらだらっと撮って流すと,学生はけっこうだらだらっと眺めている
- 講義時間中は筆記だけで終わってしまうから(某大学)
- OHP,PowerPoint を使うと講義内容の密度が高くなりすぎるので注意
→ 講義のディジタルコンテンツは有効かも知れない
以上
詳細は a-train-staff@a-train.org まで